2021年6月1日 皇位継承 有識者会議
同じ6月1日に行われた有識者会議について、産経新聞と共同通信、毎日新聞、日テレニュース比較
座長は清家篤前慶応義塾長。
各メディア 記事タイトル比較
タイトルとリード
■産経新聞 曽根氏「女系天皇誕生なら新たな王朝」皇位継承ヒアリング 専門家らの主な意見
https://news.yahoo.co.jp/articles/9745fa785e448b943492f75e11c935c70d28b9ee
安定的な皇位継承策を議論する31日の政府有識者会議に出席した専門家らの主な意見は以下の通り。
■共同新聞 女系天皇に前向き意見 皇位継承策の専門家聴取
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5e5fa1edae5b80e539557b7ec5adc8d8ebca88e
政府は31日、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の第5回会合を開き、海外王室や歴史の専門家ら4人から意見を聴取した。このうち3人が女性天皇に賛成。女系天皇にも前向きな意見が相次いだ。政府は次回6月7日の会合で専門家からの意見聴取を終了すると明らかにした。
■毎日新聞 皇位継承、法律の専門家からヒアリング 政府の有識者会議
https://news.yahoo.co.jp/articles/df84e576dccbeed6644c2dea1da35eae89e7d71e
安定的な皇位継承策を議論する政府の有識者会議(座長・清家篤前慶応義塾長)は31日、首相官邸で第5回会合を開き、前回に続いて法律の専門家ら4人からヒアリングを実施した。英国の皇室制度に詳しい君塚直隆・関東学院大教授は「男系男子にのみ皇位継承資格を与える現行制度を改定し、女性皇族に資格を認めるべきだ」と主張。女性・女系天皇に肯定的な見解を示した。
■日テレNEWS “皇位継承”歴史専門家ら聴取 女系天皇は
https://news.yahoo.co.jp/articles/727ac13ed6f0101e3703bd5f2b38033e7fe394af
安定的な皇位継承について議論する政府の有識者会議は31日、4回目のヒアリングを行い、歴史の専門家など4人から意見を聞きました。今月7日には、最後のヒアリングを行います。
各メディア 専門家らの意見についての報じ方 比較
■ 君塚直隆氏 関東学院大教授(英国政治外交史)
産経新聞)
「男系男子にのみ皇位継承資格を与えるという現行制度を改定し、女性皇族にも皇位継承資格を与えるとともに、現行の男性皇族と同様に、婚姻時もしくは適切な時期に宮家を創設し、ご自身、配偶者、お子さまを皇族とすべきである。皇位継承資格を女系に拡大することには賛成である」
共同通信)
父方が天皇の血筋を引く男系の男子のみが継承する現行制度を改め、男系女子と女系を認めるべきだと主張。継承順位は男女問わず第1子を優先すべきだと訴えた。
毎日新聞)
(英国の皇室制度に詳しい君塚直隆・関東学院大教授は)「男系男子にのみ皇位継承資格を与える現行制度を改定し、女性皇族に資格を認めるべきだ」と主張。女性・女系天皇に肯定的な見解を示した。
日テレNEWS)
「女性皇族にも皇位継承資格を与え、現行制度の男性皇族と同じように婚姻時などに『宮家』を創設し、配偶者や子どもも皇族にすべき」などと主張しました。皇位継承順位については、男女を問わずに第1子が優先される「絶対的長子相続制」にすべき
■ 曽根香奈子氏 日本青年会議所監事
産経新聞)
「女系天皇という言葉が間違っていると思う。もし、現在いわゆる女系天皇と定義しているものが誕生すれば、それは天皇ではなく、新たな王朝を開くこととなる。皇室の歴史が終わり、ひいては日本の歴史が終わり、新王朝の下、新たな国家を開くことになる」
毎日新聞)
書いてない
共同通信)
男系女子に関し「一時的に必要な時は可能」とし、女系は「新たな王朝、国家を開くことになる」として反対した。
日テレNEWS)
「男系男子で繋がれていた一貫性は変えるべきではない」と主張しました。その上で、「男系女子への継承は一時的に必要な時は可能」とする一方、「女系への継承はあってはならないもの」との考え
■ 橋本有生氏 早稲田大法学学術院准教授(家族法)
産経新聞)
「女系継承は(「皇位は、世襲」と規定し「皇室典範の定めるところにより、これを継承する」とした)憲法2条に違反するという学説がある。女系継承を認めるとしたら、改正が必要とされるのは下位の法である皇室典範のみであって、憲法は含まれないものと考える」
共同通信)
天皇の子や孫に当たる女性皇族「内親王」への資格拡大に賛成。「女性天皇は過去にも存在し、伝統の観点からも否定されない」と説明した。女系も「国民意識の変化によっては女系天皇の可能性も十分に論じる余地がある」とした。
毎日新聞)
書いてない
日テレNEWS)
「女性天皇は過去にも存在しており、伝統の観点からも否定されない」としています。さらに「国民の皇位に対する意識の変化によっては、女系天皇の可能性も十分に論じる余地がある」との認識を示した
■ 都倉武之氏 慶応大准教授(近現代日本政治史)
産経新聞)
「古代より父方だけの血統をつなぐというルールで継承されたことが、天皇の家族が別格扱いされる稀有(けう)な珍しさであり、歴史上も、各時代の日本の同時代の一般的な家の継承のあり方と必ずしも軌を一にしてきたとはいえず、その特殊性こそが別格扱いの根拠となっている」
共同通信)
男系女子について「法的な条件が整えば容認に賛成」と強調。女系についても「最後の選択肢として継承の道を確保しておくことも今後の在り方だ」とした。
毎日新聞)
書いてない
日テレNEWS)
「皇位継承の選択肢を増やすこと」と「正当性の疑いをなくすこと」のバランスが安定的な皇位継承に必要だと指摘しています。その上で、女性天皇については「法的な整合性がとれれば容認されてよい」。女系天皇については「男系継承模索の方途が尽き、他に選択肢がない時の最後の選択肢として容認されてよい」としています。
〆があるのは毎日新聞と日テレNEWS
毎日新聞〆は(君塚直隆氏の意見だけ、詳細を伝えあとは省いている)
(君塚直隆氏の)ほかに、曽根香奈子・日本青年会議所監事▽橋本有生・早稲田大法学学術院准教授▽都倉武之・慶応大准教授――がそれぞれの意見を述べた。
ヒアリングは6月7日の次回が最終回で、小説家の綿矢りささん、気象予報士の半井小絵さん、漫画家の里中満智子さんらが招かれる。有識者会議は年内の論点整理を目指す。
日テレNEWS 〆は
次回は今月7日に、小説家やマンガ家など4人から最後のヒアリングを行います。有識者会議は全部で21人の専門家らからヒアリングを行うこととなります。
皇位継承問題と小室さん
■眞子さまと小室圭さんの結婚問題が長引くほど、過熱する「愛子天皇」待望論と重圧
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf084aebe79241f47465624c9812ae60348e933c
「さまざまな世論がありますが、中でも多いのは『愛子さまを天皇に』という女性天皇を認める意見です。今後、愛子さまが成年皇族として単独公務にお出ましになれば、国民の“愛子天皇待望論”はさらに加速すると思います」(同前)
こうした声が多いのは、眞子さまの結婚問題が長引き、「なぜ娘の結婚を止めないのか」といった秋篠宮ご夫妻への不満によって「国民からの批判が高まっているからでは」と話すのは皇室ジャーナリスト。
■国民の85%が賛成する「愛子さまが天皇に」即位後に起こる重大な問題とは?
https://news.yahoo.co.jp/byline/tsugenoriko/20210525-00238972/
愛子さまが天皇になった場合、過去の女性天皇が独身と貫いてきたようなことは強いられない、その場合、
“女性天皇も女系天皇も、感情的な公平性で考えれば容認しても良いと考えがちだが、それはあまりにも天皇家の血脈の継承を軽々しくとらえているように思えるのだ。
■眞子さま」11月までにご結婚“強行”か 眞子さまの預貯金から「解決金」が支払われる可能性 (21/5/27)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd976e55f0d5c180d6da00990e00d3fd633b3157?page=2
小室さんは“罪作り”だ
女性宮家でも女系天皇の議論においても小室さんの存在がネックになっている。
もし女性宮家が創設されれば、当主眞子さまには年額3050万円、小室さんは宮家当主の配偶者として半額の1525万円が新たに支払われることになる。
女系天皇を認めた場合は、もし愛子さまが独身、ないしはご結婚されてもお子様に恵まれなかった場合、その時に眞子さまと小室さんの間にだけお子様がいらっしゃればその子供が将来の天皇になる可能性がある。
皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授も、こう言う。
「女性宮家だけでなく女系天皇についても、私の周りでは懐疑的な人が増えました。それは小室さんの問題と決して無関係ではありません。将来の国の制度を決めるべき会議に、一人の青年がこれだけ影響を与えてしまっている事実に驚かされると同時に、あらためて“罪作りなお人”だと感じざるを得ません」
皇位継承問題に小室さん問題を抜きに考えることはできないですよね。
この問題に決着がつかないで、女性宮家に賛成している人は圭殿下誕生でもいいのでしょうか。
また、女系継承にも賛成となると、将来眞子さまと小室さんのお子様が天皇になる可能性もあるのですが、それでもいいのでしょうか。
小室さんは国連に就職が決まっているのではないかという噂もあるようですが、どちらにしても結婚前から秋篠宮家の援助や特権を得て行動することに何も感じない人なので、縁戚になればどれほどその立場を利用して行動するのか不安になります。
また皇室の中でそういうことにストップをかけるシステムがないことも今回わかってしまいましたから、私は皇室がこのまま続くことにも不安を持つようになりました。
最近、ある若いyoutuberの方が自分は皇室ってバチカンみたいなものだと思っていると言っていたんですね。
その他の例えとして、アメリカの中のワシントンDC,イギリスの中のCity of Londonと言っていて妙に納得してしまいました。(国家の中にあって、独立した経済圏)
年配組が皇室について考えるとき、どうしても「いざというとき日本人は天皇陛下のもとに団結する」とか、「日本人はどんな庶民であっても陛下の赤子であるから、武将といえども粗末に扱うことはできなかった、だから日本には奴隷がいなかった」とか、「民の竈の話し」に代表されるような、私達の暮らしを絶えず気にしてくださる存在とか精神性の柱として考えるのですが、若い人のドライな見方のほうが現実を表しているような気がしてきました。
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