参政党はすべてのおいて、反対なのか賛成なのかわかりにくい

参政党はすべてのおいて、反対なのか賛成なのかわかりにくい

 

参政党の話は「反対です」「やりません」「しません」と全否定しながら、あれこれ話して行くうちに結局最後には「賛成」と言っているみたいな、本音がどこにあるのかわかりにくいことが多いと書きました。

今日もそんな、否定の後に肯定するような、反対の後に賛成するような、よくわからない話しについて書いてみたいと思います。

参政党には反ワクチンの筆頭だった吉野さんが立候補していて、

ワクチンの危険性や政府統計の嘘を的確に分析していたyoutuberの野中しんすけさん、

ウクライナとロシアの戦争でネオコンの存在から的確に分析していた馬渕陸夫氏など、このブログでも参考にさせていただいた方がたくさん参政党を応援しています。

ですが、ワクチンについて、社会情勢について、歴史についての解説には共感しても、実際の党の政策を見てみると疑問に思うことが多いです。

<神谷さんツイート>「憲法改正で戦争推進、ワクチンパスポート、デジタル管理社会推進、天皇主権の国、全て嘘のプロパガンダ」?

 

憲法改正もワクチンパスポートもデジタル管理社会推進も天皇主権の国も、全て嘘のプロパガンダだと言うので「やりません」と断言するのかと思いきや、

「参政党の政策は党員が決めるんです」と答えている。

党員が決めたら、やるかもしれないってこと?

決して「やらない」とは言っていないことがわかります。

水道民営化についても同じ構文<反対だけど・・>

参政党のツイートから、「参政党が水道民営化に賛成しているというプロパガンダが広がっています。動画でも説明し、ホームページでも説明しているのに・・」下がそのツイート↓。

上のツイートに書かれていた青いURLですがクリックしたところ、リンク先は削除されていました。

ツイートに添付されていた画像は↓です。参政党のQ&Aサイトからのスクショのようです。

ここでも水道民営化には「原則、反対です」といいつつ、色々な条件をつけて「完全に否定するものではありません」で終わる文章になっています。

これを読めば、民営化する可能性もあると理解するのは正しいのではないか。

水道民営化は2013年、麻生さんがCSISで発表したのです。

この時から日本の企業なんて入り込む余地はなかったでしょう。

麻生さんといえば、娘さんがフランスの水メジャーヴェオリア社に関係する家に嫁いでいると言われている。

昨年の記事ですが、やはり日本の水道民営化でも儲けるのはユダヤ資本です。

日本の水道狙う「水メジャー」 仏ヴェオリアが宮城県で始動=吉村和就

世界には「水メジャー」と呼ばれる水ビジネスのグローバル企業がある。19世紀から21世紀にかけての長い間、水メジャーと呼ばれてきたのは仏ヴェオリア・エンバイロンメント、仏スエズ、英テムズ・ウオーターの3社であった。

 ヴェオリアの2019年の年間売り上げは約271億ユーロ(約3兆3200億円)、スエズは同約180億ユーロ(約2兆2100億円)である。この2社はフランス国内の水道経営を160年以上続けてきた経営ノウハウ・技術を持って、世界の水ビジネス市場を席巻してきた。近年、テムズ・ウオーターが英国内ビジネスに専念する方向性を打ち出したことで、ヴェオリアとスエズが国際的な水メジャーとなったが、今年、この2社が合併する見通しとなり、売上高5兆円を超える「スーパー水メジャー」が誕生することになった。

 この水ビジネスの“世界2トップ”が最も注目しているのが、日本の水市場である。

日本の企業との連携なんて模索している時間はありますか?憲法と同じで、とにかく水道民営化は止めなくてはいけない局面。

世界で起きた水道民営化による悲劇

民営化するということは企業が儲けるということです。そのために世界中で悲惨な結果になり、高いお金を払って国営に戻しています。

稼ぐ場所のなくなったグローバル企業が日本をターゲットにする、農薬や遺伝子組み換えと同じ構図がここでも起きている。

こちらは世界で起きた水道民営化による悲劇を描いた映画。映画の本編はアマゾンで販売中

街頭演説で、水道民営化について聞かれた神谷さんの答え

「本音はどっちだかわからない」ー同じことを感じていた方だと思うのですが、街頭演説の時に質問している人がいました。

youtubeでチャンネルを持っているネオライオンさんという方。

ネオライオンさんは岐阜から来た農家をしている者と自己紹介した上で、水道民営化について神谷さんに質問しています。それが、こちらの動画。

ネオライオンさんは、結局、参政党の微妙な言い回しやメンバーによって違う答え、本音はどうなのかを知りたかったのだと思いますが、なぜかキレ気味の神谷さん。

ネオライオンさんは、水道民営化に賛成している(ような発言があった?)武田さんについて、党としてどう考えているのかーと。

個人の発言は自由という神谷さん。

ここでネオライオンさんから「謝罪」という言葉が出ます。

これが後で問題になるのですが、ネオライオンさんは自分に謝れではなくて、

参政党が民営化に賛成なのか反対なのかはっきりわからないので、その誤解をしっかり解くために、「武田先生の発言はあくまで武田先生の発言で党としての方針ではない」という党の姿勢をはっきり公に向けて示したほうがいい

ーその話の流れで「謝罪」という言葉が出てきている・・この辺は動画を見たほうがわかりやすい。

これに対して、神谷さんは武田先生がなにを発言しようとそれは自由だから、党として謝るつもりはないと。

後日、この質問のことが、神谷さん、吉野さん、武田先生、松田さんの公開討論で取り上げられていて、全く違うテイストの話になっていることにネオライオンさんが再度動画を投稿しています。

ネオライオンさんはどこの団体にも属しておらず、農家をしている者と名のって質問したのに、「ある団体の方」と言われていたり、共産主義者のように言われていて、どんどん事実と違う話が積み上げられてしまっている。そのことについて疑問を投げかける内容になっています。

私が一番不思議に思うのは、言葉に誤解があったとしても、参政党が水道民営化に反対なら、このネオライオンさんは個人でも水道民営化反対の活動されているわけで「同士」ということになります。

その方をなぜ攻撃するのか。

後半に出てくる「原発」のことも水道民営化のことも参政党の方針とは違っても、立候補者個人が別の意見を言うのは自由だと言っている。

だとしたら、議席が取れた後はどっちの政策に流れるのかわからないということではないのか。

後半でネオライオンさんが言っていますが、参政党を応援している人は「反ワクチン」で繋がっている人が多いかもしれない。でももし憲法改正されてしまえば、ワクチン義務化もあり得ると。

神谷さんは過去動画では憲法改正賛成だとはっきり明言していた

自民党の憲法草案には緊急事態条項などがあって危険だから反対だ、『創憲』だと言っている神谷さんですが、1年前の動画では緊急事態条項を含め改憲(自民党の憲法草案)に賛成していると明言しています。

9条もなくしたいし、緊急事態条項は有事の定義を明確にする必要はあるけれど「つけたい」とはっきりおっしゃっている。

動画は下2つ目のツイートに付いている。

「有事の定義を明確にすれば緊急事態条項をつけてもいい」の危険

神谷さんが「明確な定義があれば緊急事態条項はつけるべき」と言っているのですが、これ危険です。

緊急事態条項の発動の理由を「ミサイルを撃ち込まれるような戦争状態」「震度6以上の地震や大災害」と明確にしても、一度、発動してしまえば

「ワクチン義務化」や「言論統制」「選挙なし」なんでもできてしまうのが緊急事態条項です。

たとえ自民党内に反対があっても、憲法に緊急事態条項があれば、これを使えと(CSISなどから)圧力をかけられるかもしれません。

そうなったら、日本政府は断れません。

下のツイートのリンク動画では、松田さんが緊急事態条項について語っている部分も入っています。

「(緊急事態条項を発動して)ひどいことになったら国民の声で変えられるように・・」とかろうじて歯止めについてのことも語っているのですが、そもそもその歯止めに当たる部分が自民党の憲法草案にないのです。

(その下のツイートには弁護士さんによる緊急事態条項の危険性を説明する動画)

結局参政党は憲法改正(自民党草案)にも賛成だし、緊急事態条項にも水道民営化にも賛成ではないの?

参政党の中のいろんな議員がいろんな意見を言って、それは全部自由だからということなら、どうやって最後まとめるのかー。

いろいろ疑問が残る。

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